辺境投票




 あいかわらず居酒屋トーク
(※直接的なネタバレはほとんどありませんが、微妙なところにあるかも
 しれませんので、ご注意下さい。尚、本編と何か違う人もいます)

レックハルド「さて、今回も集まってみたわけだが……」
シェイザス「なんでまた居酒屋なわけ……。センスがよくないわよ。
      でも、それにしても……」
ハールシャー「来ちゃ行けない奴が混じっているなあってか」
ファルケン「……それって、あんたのことじゃないの?」
レックハルド「そーそー時空を超えていらっしゃってる黒い人がいるよなあ」
ハールシャー「オレは何となく関係者っぽいからいいんだよ」
ファルケン「無茶苦茶だよ」
レックハルド「偉そうだしな。なんか気にいらん」
ハールシャー「ハッ、ガキがなに言ってるんだか。顔だけ見れば同じだろうが」
レックハルド「なあにい!」
ファルケン「まあそういわれると、そうなんだけど……」
シェイザス「もめないもめない。
      大体、そこの黒い奴がいってるのは、あそこのテーブルのすみにいる子じゃない」
シャザーン「ど、どうも……」
レックハルド「うわっ! ……なんか元凶がいた!
       ファルケン、……だ、大丈夫か?」
ファルケン「えっ、何が?」
レックハルド「いやほら、あいつとか」
ファルケン「ここは本編じゃないし、かまわないよ」
レックハルド「そうかー。よかったー」
シャザーン「ええと、あの、私はここにいていいんでしょうか?」
シェイザス「まあ、一番酷い目にあった人がいいっていうんだからいいんじゃない?」
ハールシャー「甘い奴だなあ。まあ、血の惨劇肴に酒飲む気は起きないが」
ファルケン「ということだから、あんたも、気にしなくていいよ」
シャザーン「そ、そうかい。ありがとう」
レックハルド(ふー、どうなることかと思ったが、どうにか大丈夫……か)
シェイザス「そういえば、シャザーンさんだったかしら。彼女さんとは
      うまくやっているの?」
シャザーン「? もしかして、ミメルのことかな? それだったら、
      うまくというより、今、一緒に辺境を散策してみたりして……」
ファルケン「ミメルと辺境散策ー!」
レックハルド(うおおお、シェイザスの奴地雷踏ませやがったー!)
シェイザス(おほほほ、おもしろくなってきたわね)
     「そう、それじゃあ、あれからずっとミメルさんといたのかしら」
シャザーン「え? まあ、そういうことになるのかな」
ハールシャー「おおおお、おい、そんなことを訊くんじゃないって!」
シェイザス「なんであなたが焦るの?」
ハールシャー「オレがあいつの対角線上にいるからだ! 何か投げたらオレが死ぬ!」
ファルケン「へー、そうなんだ。ミメルはこんな奴と一緒に……」
シェイザス「まあ、それは楽しかったのねえ」
シャザーン「それは、……確かに彼女はとても優しいから……」
レックハルド「おい、シェイザス! こんなことして何が楽しいんだ!
       こいつはキレると手がつけられないんだぞ! しかも、色々と
       痛いところをぐっさりと……!」
シェイザス「私に危害が加わらなさそうだし、それに、狼人の正しい男女交際に
      興味があるじゃない!」
シャザーン「だんじょこうさい? それは?」
ファルケン「へえー……オレが色々痛い目見ている間にミメルとデート?
      ミメルをたぶらかしてデート、デート、デート……」
レックハルド「ファ、ファルケンくん。落ち着こうな〜。右手ががたがた
       してるけど、人としてジョッキは投げたりしちゃいけないんだぞ」
ハールシャー「そ、そうだ。人間外目も中身も黒く染まっちゃ終わりだぞ」
シェイザス「どの口でそれをいうのよ、服装も信条もまんべんなく黒い癖に」
ハールシャー「うるせえな、このアマ黙って……! 申し訳ありませんすみません暴言をはこうと
       いたしましたお嬢様」
シェイザス「ほほほ、わかればよろしい。ところで、あれからあなた、
      ミメルって子と一緒にいるの?」
レックハルド「火に油をそそぐなあっ!」
シャザーン「ええ、まあ、そういうことには……」
ファルケン「は?」
レックハルド(うわっ、一瞬目つきがイェームになったぞ!)
ハールシャー(血の惨劇の予感!)
レックハルド「おおお、落ち着け落ち着け。楽しく飲もう」
ハールシャー「そうだそうだ、あんな奴なんてお前の目に入ってない。
       お前の目の前には酒とチーズと肉が転がっているのだ!」
ファルケン「えっ、あっ! 本当だ! 注いでもらっちゃっていいのかい?」
レックハルド「もちろんにきまってるだろ!」
ハールシャー「ほら、あと、これ肉。あとで、一緒に博打もやろう」
レックハルド「そうだそうだ、それがいい! 金はオレとこいつが出すし!」
ファルケン「ええ、いいのかなあ? そんなことしてもらったら悪いよ」
レックハルド「そりゃ、他ならないお前の為だし」(このままだと刃傷沙汰が起こる!)
ハールシャー「蓄えはそれなりにあるし」(店の弁償代考えれば、このぐらい安いものよ!)


シェイザス「…………大変ねえ。あなたもあっちも……」
シャザーン「……な、なにか悪いことをいったのだろうか……」
シェイザス「私は怒らないから遠慮せずに、それからのことを話してご覧なさい。
      うふふふふふふ」
シャザーン「は、はい……」(い、いいのかな?)



辺境投票

©akihiko wataragi
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送