キャラクター投票、結果発表！

こういう試みは初めてだったので、色々試行錯誤もありましたが、
私個人としてはとても興味深く楽しいものでした。ご協力下さった方々、
どうもありがとうございます。

後に、それぞれのキャラクターについてのＳＳを書いていきます。
おまけ：上位三名による座談会

１．シャー　 シャルル＝ダ・フールの王国 9票 特典ＳＳ暗殺編ネタバレ！
２．レックハルド　 辺境遊戯　７票 特典ＳＳ
３．ファルケン　　辺境遊戯　２票 特典ＳＳ
４．フォーダート　 ならず者航海記 以下１票 特典ＳＳ地図編若干ネタバレ
　　レビ＝ダミアス　 シャルル＝ダ・フールの王国 特典ＳＳ暗殺編ネタバレ！
　　ラグレン＝ファンドラッド　ゼッカード 特典ＳＳ
　　シェイザス　 辺境遊戯 特典ＳＳ
　　レックハルド＝ハールシャー　 辺境遊戯 特典ＳＳ

以下、まとめです。コメントには、返信をつけさせていただきました。 この色は管理人のコメントです。人物紹介しつつ、最後に小さめのフォントで、管理人の雑感などが入っています。

シャー＝ルギィズ　９票　シャルル＝ダ・フールの王国
特典ＳＳ・注・暗殺編のネタバレあり！
「シャーの城でのある日」 おまけ　「続・シャーの城でのある日」

「馬鹿なことをと思いながら、それに命を賭けちまいたくなるようなそういう酔狂な瞬間がさ。」

ザファルバーンの王都の下町一帯をうろつく謎の不審な三白眼男。
臆病者な上に軽い軟派者だが、野郎には人気者（女の子との縁は皆無）
踊り好きの酒好きだが、無一文のため、常に他人におごらせている。
住所不定無職を地でいく彼だが、実は裏の顔は――？

いただいたコメント

・普段の情けなさとたまにみせるかっこよさのギャップがいいです。
　実は未だ私も情けない方と切れた方のどちらが彼の本性か
　判別がついていなかったりします。彼に言わせるとどっちもなのかもしれません。

・不意に格好良くなるところが好きです
　たまにふらっと決めたくなるところをみると、どうもシャーも
　カッコつけ属性なのかなあと思っていたりします（笑）
　

・女の味方！ギャップがまた最高！！
　女の味方、ではあるのですが、彼の可哀想な所はそれでももてないという
　宿命的なところなのだと思っています。

・ここぞ！という時に一気に男前度が上昇するキャラって、燃える(萌え、じゃないだよ、「燃え」るんです)。
　た、確かに、そうですね。アレは萌えるキャラクターでないと思っていますので
　ご安心ください。しかし、燃えるといっていただける方が、私としては嬉しいような
　気もしています（笑）

　※そもそもがかなり不審なキャラクターなので、大丈夫なのか、コレ…と思いながら
不安だったので、好きな方がいらっしゃってかなり安心しました。
音楽に合わせて踊るのが好きな割に、歌を歌わないところを見ると、
歌の方は結構危ういんじゃないか…という疑惑があります。

レックハルド　７票　　辺境遊戯

特典ＳＳ「ファルケンの拾いもの」

「なぁ、もっと気楽にいけよ。ファルケン。謝るのも謝られるのも、やめようぜ。オレは、どっちも嫌いだ。」

マリスに惚れて盗賊をやめた行商人。ちょっと悪徳商人気味な上、
盗賊時代の手癖は残っていたりするずるがしこい青年。
冷淡で基本的にひねくれ者だが、自分の性格をよく分かっているだけに
他人の行動に対しても、ある意味では寛容。毒舌家で守銭奴。

いただいたコメント

・レック好きです。チョット悪人でも悪人になりきらない彼が……。
　レックハルドは、「善人ではない」をコンセプトにして書いていますので
　これからも、多分、やや悪人のまま進んでいきそうですが、見守って
　やってくださるとありがたいです。

・がんばって欲しいです。
　応援ありがとうございます。…い、色々、辛いシーンが続きましてすみません（汗）
　

・ファルケンを失った後の彼は痛々しくて見て（読んで？）いられません…
早く前のようなレックハルドに戻れることを願います。
　す、すみません。書いているときは、そんなに気にならなかったのですが、
　読み返すと確かに彼には辛い課題をちょっと与えすぎたかな…という気も…。
　そろそろ、元の彼に戻っている頃だと思いますが…。

　※こちらもこちらで癖の強いキャラクターだったので、やや不安だったの
　ですが正直よかったなあ…と思っています。普段のすれきった態度を
　見ていると、十代後半だったことを忘れそうになります。老けているのは、
　苦労しすぎたから…ということにしてあげてください…。

魔幻灯のファルケン　２票　辺境遊戯

特典ＳＳ「色染める午後」

「さいころの回る一瞬に、全てをかけるときの高揚感！　それが博打の醍醐味じゃないのか？」

レックハルドを助けた自称猟師。実際は、辺境を追いだされた狼人で、
人間の世界と辺境の間での板挟みに苦しむこともあったが、最近は、
開き直ってきた。基本的に穏やかだが、意外なところで強情。
ひっそりと博打好きで賭け事が絡むと性格が変わる。

　※個人的に、一部の劣等感の強かった彼は私から見てても歯痒いキャラクター
　だったのでどうなんだろうと思っていて、上位三人中、もっとも気がかりだった
　ので、安心しました。賭け事で身を滅ぼすタイプですが、
　負けが込むと踏み倒して逃げたりしていたようなので、中身は結構不良ですね。
　

以下１票ずつの人々。

フォーダート（逆十字）　ならず者航海記

特典ＳＳ「風の娘と風の青年」地図編ネタバレ若干あり。

「こんな生き方している以上、どこでどう死のうが覚悟はできてるさ。」

逆十字の二つ名を持つ海賊。その世界ではそこそこ名の知られた男だが、
指名手配を受けていないため、一般では知られていない模様。
顔の傷や鋭い眼光、さわると切れそうな空気を纏っているため、
恐れられているが、実はお人好しで、寂しがり屋の純情野郎でしかもかなりへたれ…。
今日も男伊達と居候の為に身を削って頑張っている傷つきやすい二十七才。

　※色んな意味で不憫な彼ですが、私にとって長いつきあいのキャラクターです。
　ある意味では、シャーと対称的なキャラクターで、あっちがへたれを装っている
　のに対し、彼は強面で頑張っているヘタレ…という感じだったりします。
　余談ですが、声は低くて結構甘い声をしています。ただ、それを活かす方法
　を知らないので、またしても宝の持ち腐れ…といいますか…。

ラグレン＝ファンドラッド　ＺＥＫＡＲＤ
特典ＳＳ「記憶の底から」

「引き金の引き方を教えてやろうか？坊や。」　　

紳士風な外見の職業軍人。階級は准将で、外見と階級から「閣下」というあだ名で
呼ばれている。気障でしたたかな性格をしているが、妙にナイーブなところもある。
押し掛けてきた少年ジャックの扱いに困りつつも、かわいがってはいる模様。
ある意味では不死身だが、それは彼自身にとある秘密があるからで……。

　※キザな爺さんですが、意外とアドリブには弱い所があります。
　そんな訳で、女性と子供が苦手だったり…。あまり言うとネタバレに
　なるのですが、坊ちゃん育ちも手伝って、やや世間知らずな所があります。

レックハルド＝ハールシャー　辺境遊戯
特典SS 牢中酒宴

「血みどろの泥水で顔でも洗って来い…。そうすれば、嫌でもオレの気持ちがわかるようになるさ。」

古代ギルファレスの若い宰相。レックハルドの夢の中に時折
現れる同じ姿をした黒衣の男。
宰相の癖にニヒリストで、あまりこの世に執着がないような言動が
多い上に口が悪い。後世の伝説で邪神と目される。

　※前世の関係などがありますが、これから本編で色々明らかになりそうなので、
　彼はレックハルドとは分けてみました。レックハルド自身、もともと宰相に
　するために作り出したキャラクターだったので、その残滓といえなくも
　ないですが、彼の方が強いですね。色んな意味で。

シェイザス　　　辺境遊戯

特典SS 柳絮（りゅうじょ）舞う頃
「覚えておきなさい。レックハルド。あなたの運命はあなたの手で切り開かれるでしょう。それが、どんな結果を生んでも、それはあなたの行動が生み出した結果でもあるのです。」

絶世の美しさを誇る占い師で、方々で踊りや歌を交えて貴族の家を回っている。
だが、その性格は見た目とは裏腹にかなりきつく、更にスキャンダルや
愛憎劇、悲劇などをきくのが好き。王国騎士のダルシュとは幼なじみで、
やや複雑な仲。

いただいたコメント

・ダルシュとのコンビが大好きですとも……やきもきする二人の今後に期待です。
　ダルシュとは何だかんだいって微妙な仲ですが、シェイザスからみると、ダルシュは「安心できて飽きない奴」というポジションのようです。レックハルドやファルケンには、粉かけて遊んでいるようですが…。

　※元々嘆きの女神様ということで作ったキャラクターだったのですが、
　どんどんキャラクターが濃くなってしまって神秘性より怖さが前面に出てしまった
　ような気がしています。この中では紅一点ですが、ここにいる野郎共が
　遠巻きにしていそうです。

レビ＝ダミアス
　お礼ＳＳ・注・暗殺編のネタバレあり！
「世界を知る窓」

「血のつながりなど一滴もないかもしれないが、私には君に訊く権利がある。」

（存在自体がややネタバレ気味なので、伏せつつ紹介しています）
高貴な生まれの為もあって、物腰の柔らかい優しい青年。
責任感が強い上、やや世間知らずな所があるため、時々、自分の力では
どうにもならないことにも手を出してしまい、知らない間に足を引っ張ることも
しばしばだが、悪気はない上に気づいていない。品行方正でまじめ。

　※某方が「強いもやし」とおっしゃってくださった人。
　ある意味では、シャルルの世界において最強といえるかも
　しれません。好意で動いているのに何となく邪魔になっていたりして、
　しかも、それに気づいていなかったりします。